ぼくはタンポポを愛す

ぼくはタンポポを愛す ムーンライダーズ 作詞: 鈴木博文 作曲&編曲: 岡田徹

考えすぎなのは きみも同じなんだ
あのときに ちゃんとした さよならをして

住み慣れたらすぐにも 手紙を書いて
町はずれのポストに 投げ込むよ
雲に凍りつく きみの泣き顔だけが
古い駅のホームに ひとりで降りた
クリスマスの真昼は 白い夢
たばこくわえたら 軽いめまいがおこる
煙の中では いつも笑っているきみの顔

考えすぎなのは きみも同じなんだ
あのときに ちゃんとした さよならをして

ささやかな幸せ きみは感じてたかい
ぼくよりも 大きな手 夜に咲き乱れ (Dandelion)

眠り込んだ夜明けの 椅子に座ると
電線にはカラスが よろけてる
きみが来た時に お茶を沸かせるように
テーブルの上には 二度と枯れない花を

望まないかわりに 嘘だらけの服を
いつも着て 雨に濡れ きみに縛られ
とどかない幸せ ぼくは感じている
だから今 目を閉じて 歳をとり続けてみたい

頬にふれる風に ぼくは身を任せる
窓を開け 外を見て 旅の終わりを
小さくつぶやいた きみに話しかけた
誰もいない 何もない 冬の朝に

考えすぎたのは きみも同じなんだ
あのときに ちゃんとした さよならをして
ぼくの心の中 きみは見えるはずだ
ぼくよりも 大きな手 夜に咲き乱れ (Dandelion)

「ぼくはタンポポを愛す」は8cmCDシングル「HAPPY/BLUE '95」及びベストアルバム「短くも美しく燃え」に収録されている。
タンポポ花言葉は「真実の愛」「離別」とのこと。

一番最後だけ「考えすぎのは」になっているのはタイプミスではないです。