※ 前の記事の続きなんですけれども、新エントリーでもうちょっとだけ続くのじゃ
前の記事で紹介した『雀姬/姫麻雀』には「牌譜」なる機能があり、過去の対局を他人の手の内も含めて鑑賞することが出来る。
なので、上手い人がどう打っているのかを見ると、非常に参考になる。
これはとある対局のスクリーンショットである。このように、すべての牌が丸見えである。
画面右手のツボタクスゼイアさんが親で、六萬を自摸ったところである。このツボタクスゼイアさんはやたらと強い。画面左手の強面納豆さんは私と同等ぐらいの実力だった。
なんと、風牌でもなく役牌でもなく、九ピンを捨てた。いや、八ピンと搭子になっているのに!
次は、宙ぶらりんになった八ピンではなく、南を捨てた。
強面納豆さんも、風牌でもなく役牌でもなく、九ピンを捨てた。強面納豆としては、何ともつながってない九ピンが他家に捨てられたのだからいつかは九ピンを捨てるのは当然ではあるが。
強面納豆さんは白牌を捨てた。(強面納豆さんから見て)上家が既に白牌を捨てているので、まぁ順当ではある。
そんな中、ツボタクスゼイアさんも白牌を自摸ってきた。
なんと、2枚出ている白牌でも1枚出ている中でもなく、2ピンを捨ててきた!
ツボタクスゼイアさんは既に2枚捨てられている中を持ったまま牌の整理をしている。
強面納豆さんは北牌を切らずに牌の整理を始めたが、この中で一番弱いと思われる小笨喵さんは既に西牌を捨てている。この打ち方の差が勝敗に直結してくる。なお、調べたところ喵は、ネコの鳴き声を意味する漢字だった。
ツボタクスゼイアさんが小笨喵さんが捨てた八索をポン。喰い断を目指すらしい。打っている側からすると混一色かと思った。
その直前に強面納豆さんが六ピンを捨てた理由が分からないでいる。
ツボタクスゼイアさんが自摸切りした三ピンを小笨喵さんがチー。これで小笨喵さんは断么九を目指すのかと思いきや、一ピンを捨てずに四萬を捨てた。
ていうか、ツボタクスゼイアさんも断么九を目指しているようなのにまだ中を持っている。
その後、私が二萬を自摸ってリーチ。五,八ピン両面待ちの、それ以外に役のない平和。
ツボタクスゼイアさんが北牌を自摸って、ようやく中を捨てて、北牌に入れ替えた。北牌はまだ1枚も捨てられていない。
その直後に強面納豆さんが北牌を自摸ってリーチ。待ちは六萬と北牌である。ということは、いつか捨てることになる北牌を持ったままのツボタクスゼイアさんが聴牌になった時に北牌を捨てると、強面納豆さんにロンされるということになる。そうなれば、このレベルの戦いでしか起こり得ない珍事となるのだが。
ツボタクスゼイアさんは七索を自摸って、手牌の四索を捨てた。四索のままのほうがチー出来るチャンスが残ると思うのだが。
小笨喵さんは役を確定する前にチーしてしまって、このままでは上がれないという事態になっているようだ。しかし、私の待ち牌の八ピンを自摸って暗刻にしてしまった。私が八ピンで上がることはもう無いであろう。
すると今度は強面納豆さんが赤五ピンを自摸って来た。
というわけで、赤ドラが載って4翻で、なんとか最下位から脱出。
なお、私のアバターはこのゲームの初期のデフォルトのままであり、私がこの娘が好みだから選んだというわけではない。
にしても、水面下でこんな事が起こっていたとは私は何も知らんかった。
この牌譜機能以外にも、統計データ類が充実している。
このデータは私がこれまで上がった時の、翻数を記録しているのだが、満貫の率が高くってワロタ。役牌のみでいい場合でも一盃口や対々和を付けようと頑張ってしまう。それで他家に先に上がられたら意味がないのだけれども。