パーティー!パーティー!ゴー!ゴー!ゴー!

パーティー!パーティー!ゴー!ゴー!ゴー! ピチカート・ファイヴ
作詞: 小西康陽 作曲: 高浪慶太郎

御機嫌なのね イカレポンチ メリィクリスマス
いかした彼氏は 浮かれた彼女 連れ歩いてる
めかしこんで 内緒話 勝手になさい
でもほんとは私 気になるでしょ
マシュマロなんて べてちゃ駄目
ねえ タクシーひろって 次のパーティー
私と御一緒するのはどう?

睡眠不足のフラレポンチ メリィクリスマス
うかない彼氏は少しセンチ 酔っ払ってる
私なんかお邪魔みたい 勝手になさい
でもやっぱり 私気になるでしょ
TVテレビなんて観ててちゃ駄目
じゃあ ダンスが済んだら むこうのお部屋で
私と恋でもするのはどう?

気分を出してもう一度 (giddy up, giddy up, Let's go)
もろびとこぞりてたたえまつれ (ooh la la)

口説き文句 聞こえているのよ 勝手になさい
でも やっぱり私 気になるのよ あんななんて 見つめちゃ駄目
私 あなたとだったら 明日あしたの晩も クリスマスにするけど どう?

御機嫌なのね ウカレポンチ メリィクリスマス
睡眠不足の フラレポンチ メリィクリスマス
実存主義に カブレポンチ メリィクリスマス
開襟シャツの シビレポンチ メリィクリスマス

「パーティー!パーティー!ゴー!ゴー!ゴー!」はピチカート・ファイヴのノンスタンダードレーベル時代(1985-1986年)の曲を収録したベストアルバム「ピチカートマニア!」に収録されている。ということは、バブルの頃の曲である。
ピチカート・ファイヴの楽曲には、なぜかいつも英題が付与されており、「パーティー!パーティー!ゴー!ゴー!ゴー!」の英題は「from party to party」となっている。
ボーカルはオリジナルメンバーの佐々木麻美子さんで、本作はささやき系ボーカルと呼ばれた佐々木麻美子さんならではの作品となっている。佐々木麻美子さんは声量がなく、ソニーに移籍後にソニーから「ライブで使えない」と言われて脱退を余儀なくされている。佐々木麻美子さんはピチカート・ファイヴ脱退後、「その男、凶暴につき」「岸和田少年愚連隊」等の映画の音楽プロデューサーをしている。

歌詞について、「マシュマロなんて べてちゃ駄目」の部分で、クリスマスにマシュマロという取り合わせがしっくりこないのと、わざわざ "喰" という漢字をあてているということから、マシュマロは「マシュマロデブ」のことなのだろうか?
もろびとこぞりてたたえまつれ」は賛美歌の歌詞そのまんまであるが、メロディーは原曲とは別となっている。賛美歌を引用することで、バカ騒ぎを皮肉ひにくっているのだろう。その直後に誰でもが知っているクリスマスソングからのパク…引用がある。多分、既に著作権は切れているのだろうが、数小節以内ならパク…引用しても著作権違反とならないというルールを守って2小節程度にしてある。

教会で誓いあった 愛のない友だち

修士課程2年生の時、博士課程3年の人に友人からの結婚式の招待状が届いた。
その話を聞いて、そもそも、この人の友人に結婚出来る人間がいたことに驚いた。
で、結婚式に歌うので練習してきて欲しいと、その招待状に賛美歌の楽譜が付いていたとのこと。やっぱり、変人の友人は変人だと思った。
その先輩が私に「たぬき君は賛美歌を歌えるのかね」と尋ねてきたので「さすがに全部は無理ですが」と答えると、私をクリスチャンと勘違いしたらしく、「例えば?」というので「いつくしみ深き 友なるイエスは」と歌うと、まさにそれが結婚式に歌う曲だったとのことで、すこぶるご機嫌になった。
ていうか、友人が結婚するのに、あんたは焦りを感じてないんかいな? と思った。