Instant Shangri-La ムーンライダーズ
作詞&作曲: 鈴木慶一
失望が先に あるからよ 生きてきたよ
とぼしさは 強さで 何にすがる事もないよ
仕事でなく あそびでもなく 生活でもないとこへ
ファンタジーでもない場所へ 行ってみたいもんだ
インスタント・シャングリラ 山のふもと
インスタント・シャングリラ フリーウェイで行ける
そんな近くには あると思えない
テレビのアンテナの 彼方
疫病のはやった ころの考えなんかに
ふりまわされるのは かんべんしてほしい
この世の99% 説明ついているけど
残りの1% 小さな景色にいたい
インスタント・シャングリラ そんなにかんたんに
インスタント・シャングリラ 見えるはずがない
栄光とよぶには ほどとおい
わずかな中に 革命はある
インスタント・シャングリラ インスタント・シャングリラ
インスタント・シャングリラ あると思わない
明るいはずの 未来は今
唾棄すべき 泥の雲の彼方
インスタント・シャングリラ インスタント・シャングリラ
インスタント・シャングリラ あると思わない
明るいはずの 未来は今
唾棄すべき 泥の雲の彼方
インスタント・シャングリラ インスタント・シャングリラ
インスタント・シャングリラ あると思えない
すべてはこの どこにもない
場所につどい 散開しろよ
「Instant Shangri-La」はムーンライダーズのアルバム「ムーンライダーズの夜」(1995年)に収録されている。
Shangri-Laとはイギリス人作家の小説に出てくる理想郷の僧院。歌詞の内容は、1995年だからこその、オウム真理教についての曲である。「サティアン」と呼ばれる建物が、富士山の麓にあった。
そして今から25年前、地下鉄サリン事件が起こったのだった。
