まぼろしの街角

まぼろしの街角 ムーンライダーズ
作詞: Three Graduates(岡田徹, 武川雅寛, 白井良明), 鈴木慶一 作曲: 岡田徹

覚えてる ギターを持って
歩いた 舗道の 白いライン
もどりたい あのクロスロード
夢に 出会うだけの コーナー

思い出は 持たない
そう 言い続けて きた
思い出が 来る
この街角で 待ってる

忘れたい はずのことが
亡霊のように つきまとう
予定を変えて あのキャンパスへ
廃墟を 見るのは いやだけど

君にまた 会いたい
その 昨日 思いたって
君には もう 会えない
このまぼろしに 立っている

思い出は こない ギターの弦は
B,E,Aしか 鳴らない 切れたコード (and BEAT)
予定を変えて あのサテンへ
過去に迷う 朝 さがしに

朝焼けを見たり したよね
春には はじめて うたったよね

いなずまが走った 時代に
夏には 大人になった 気持ち

道をこわしたり したよね
秋には 友だちも へったよね

のばした髪は そのままで
冬には 小銭を かせいでた

まぼろしの街角」はムーンライダーズのアルバム「ムーンライダーズの夜」(1995年)に収録されている。ボーカルは岡田徹さんとなっている。
私も「思い出は持たない」と言っていたクチで、私自身が持っている私の写った写真は高校の卒業アルバムが最後となっている。もちろん、他の人の写真も持っていない。
「のばした髪は そのままで」は、「『いちご白書』をもう一度」というヒット曲で「就職が決まって 髪を切ってきたとき」という歌詞があるのだが、つまり、就職もせずにバイト暮らしをしていたということだろう。
なお、Three Graduates(岡田徹, 武川雅寛, 白井良明)は共に立教大学卒。鈴木慶一は高卒。
ということは、舞台は池袋か。