生命の森のある島

生命いのちの森のある島 おかげ様ブラザーズ
作詞 &作曲: きんた・ミーノ

あかねに山が燃えるこの季節に もう一度二人で行こうと決めた
幾千年の時を眺めてきた 生命いのちの森のあるあの島へ

雲湧き上がる常夏の海に 緑の影をさやと浮かべる
流れる風は優しく頬をでて 二人を遥か太古へいざな

ああ 悠久の時は何も語らず
移ろいゆくものを見つめ続ける

人々はひとつの太陽とひとつの海と
ひとつの真実にいだかれ生きる
愛するということは見つめ続けること
喜びも悲しみも全て受け止めること

二人を乗せた舟が行く岸辺に マングローブの根が絡み合う
張り巡らせた混沌のその中にも 生命いのちの秩序が幾重に重なる

ああ 終わることのない時の流れにも
絡み合う生命いのちの森が続く

繰り返し生まれるものがあり滅ぶものがあり
人々はこの大地に涙を落とす
涙の種はやがて大きく育ち
喜びや悲しみのとりどりの実をつける

ああ 終わることのない時の流れにも
絡み合う生命いのちの森が続く

繰り返し生まれるものがあり滅ぶものがあり
人々はこの大地に涙を落とす
涙の種はやがて大きく育ち
喜びや悲しみのとりどりの実をつける

雲よ風よ空よ太陽の光よ
山よ川よ海よ愛する人
たわわに実った実を共に分かち合おう
いつかまたその種をこの大地にこう

La La La …

人々はひとつの太陽とひとつの海と
ひとつの真実にいだかれ生きる
愛するということは見つめ続けること
喜びも悲しみも全て受け止めること


生命いのちの森のある島」はおかげ様ブラザーズのアルバム『モリノヒト』に収録されている。
きんた・ミーノさんの訃報を聞いて、泣きながら打ち込ませていただきました。