こころ

こころ 想い出波止場

吹き抜ける 災禍さいかの風 焼き払え 運命を
大きな声 大地の揺れ 吹き飛ばせ 運命を

始まりは既に終わり あいまいなことだけのこと
何かをつかみたいことに 何かがひとつけずれる

好きなことも 嫌いなことも 人の数だけあるだろうけど

突き抜けろ 1番列車で スピードを遅く

こころ

「自由に向かって撃て」 「終りを迎える」 「斜め前方を見ろ」 「突き抜けてゆく」 「追い越してゆく」

世界は隙だらけで ぽっかり浮かんでいる

確かにここで 暇な 夜が そして 疲れ 朝が (吹き抜ける 災禍の風 焼き払え 運命を)
昨日と同じ時間に ここで 昨日と同じ顔で ここに (大きな声 大地の揺れ 吹きとばせ 運命を)

こんなところまで分け入り でっち上げ 金を取り 本を出し
巨大な負債を抱え込んだたまま 魂を突き刺し 風を消し
舌を出しながら 同じところを いつまでも ぐるぐるまわっている



始まりは また始まるか あやふやなものばかりのこと
何でもいいからつかみたい かたちをいれて確かめたい

突き抜けろ 1番列車で スピードを遅く (吹き抜ける 災禍の風 焼き払え 運命を)
突き抜けろ 1番列車で 距離よりも遠く (大きな声 大地の揺れ 吹きとばせ 運命を)

前の記事の最後に追記した通り、はてなJASRAC包括契約したおかげで歌の歌詞をblogに掲載して良いのだから、検索しても見つからなかったマイナーな歌の歌詞をしばらく淡々と投稿してゆこうかしらと思ってます。

「こころ」は想い出波止場のアルバム「VUOY」(1997年)に収録されている。
アルバム「VUOY」はどの曲も歌詞が記載されていないので、私が聴いたものを書き起こしたものです。「VUOY」の楽曲はいずれも、歌詞を聞き取れないように腐心されている。ので、聞き間違いがあるかもしれないです。Aメロの部分で独り言のようにブツブツと喋っている内容については、全く聞き取れないので書き起こしていません。

パーカッションのパートは実際はパーカッションを叩いているのではなく、そこら辺のものを叩いた音で代用しているのではないかと勘ぐってしまう。想い出波止場とはそういう事をするユニットなのです。
「吹き抜ける 災禍の風 焼き払え 運命を 大きな声 大地の揺れ 吹き飛ばせ 運命を」がメインテーマとなっており、サビの部分でことごとく再現されるのですが、最初に提示されているとはいうものの、ヴォーカル同士をぶつけるという無茶苦茶な構成。しかし、サビは全く違うメロディーが2パターン用意されている。
なお、前後の曲とノンストップアレンジが施されているので、この曲だけを単独で聴くと、唐突に始まって尻切れトンボのように終わる感じがする。

歌詞の内容に関しては、セリフ部分は全く意味不明。しかし、哲学的な部分もあって落差が大きい。
1番列車は発車時刻が早いだけで、速度が速いわけではないというのはハッとさせられるけれども、だから何なんだとも思う。

当初はアルバム表題曲の「VUOY」を書き起こしかけていたのですが、時期的に不謹慎かと思い取りやめました。
次回は同じアルバム「VUOY」の14曲目(無題)を書き起こそうと思っているのですが、更に聞き取りにくいので無理かも。