振り向いたなら負けさ 生ける亡者の街を

乞食速報ですが、
Steamにて『Zombie Driver HD』という、ゾンビの居る中をカーレースするというイカれたゲームが無料配布中。周回するわけではなく、様々なステージがあり、ボスキャラも居るステージもある模様。日本語なし、Windows版のみ。
2019/12/06 AM 4:00まで
『Zombie Driver HD』をプレイしてみたんですが、3面目のボスキャラ倒せない…。

Steamでは『Portal Knights』が2019/12/07 AM 4:00まで無料プレイ中。
また、歴史シミュレーションゲーム『Imperator: Rome』が週末無料プレイ中。日本語なし、Mac版あり。
追加で、ヤギキャラでバトルロワイアルする対戦TPS『GOAT OF DUTY』、Mapが凝っているというFPVサバイバル『Miscreated』、レースゲームのようでレースゲームではなくドライブゲームであるという『The Crew 2』が週末無料プレイとなっている。

Epic Gamesでは予告通り、アクションADVの『Jotun: Valhalla Edition』が無料配布中。『Jotun: Valhalla Edition』はかつてGOGで無料配布されたことがある。Mac版あり。
次回の無料配布は『The Escapists』と予告されている。私はかつて『The Escapists』をSteamにて自腹で購入したものの、さほどプレイしていない。




女の嫉妬をみんな集めて 神神こうごうしいほど光輝け お嬢様 (2019/12/06 追記)

※ このblogを最初から読んでくださっているような人(いないと思われる…)へのご注意
これより下の記事は、「綺麗なあの人は わたしの知らない恋をする」というタイトルの未公開記事の後半部分です。なんか最近、書いて良いことといけないことのタガが外れてしまって(ぉぃ。これは書いても大丈夫じゃないかと思うのですが。ある程度手直ししたので公開します。

男の視線をみんな集めて なまめかしいほど光輝け お嬢様
2004年の春のことだったと思う。本社のエレベーターホールで、20代後半ぐらいのキレイな女性が居て、見とれていたらその女性と目が合って、そしたらその女性の方が先に私が誰なのか気付いたみたいな表情に変わったので「へっ!?」と思って知り合いの女性の顔のインデックスを手繰たぐったところ、「お嬢様じゃん!」と気がついた。10歳は言いすぎだが8歳ぐらい若く見えたのと、5年以上もお嬢様を見かけてもいなかったので、すぐには気付かなかった。おかげで20秒ぐらい見つめ合ってしまい、お嬢様は膝からくずれ落ちかけていたので、悪いことをしたと思った。
あとほかの男性社員も「綺麗きれいがいるなって思って、よく見たらお嬢様だった。だまされた」と言っていた。

君よ 掴め まだ 愛にふるえる 心があるなら
翌年の初夏の頃、私は休日出勤して、そんなに遅くない時間に帰宅のについた。乗換のりかえ駅で、と言っても、渋谷や池袋みたいな巨大ターミナルではなく、2路線しか交わっていない駅なのだが、乗り換え先の路線のホームに着いたところ、同じホームの反対側で、お嬢様と、20代後半ぐらいの男性がどうやらデート中らしかった。
その頃、「電車男」なるドラマだったか映画だったかがブームで、女性誌では「オタク系男子を彼氏にしよう!」という特集も組まれていた。私は雑誌オタクなのでそれらの女性誌にも目を通していたのだが、「オタク系男子はモテないから落としやすい! 浮気もしない」という、褒めているのかけなしているのかわからない内容だった。で、「オタク系男子をオトとすには、オタク系ファッションで」と書かれていて、オススメのオタク系女子コーデなるものが載っていた。いやいや、「電車男」のヒロインって、普通のOLの服装だったって聞いたハズなのだが。どこでそうなった。で、このオタク系女子コーデなるものとして、単色の色付きで厚みのあるのブラウスに、肩にカーディガンぽいものを袖を通さずに羽織って、そのそではスカートにinインするという、1990年頃のファッションぽいものが紹介されていた。いやいや、私もガロ系だけれども漫画は読む方だったので池袋の乙女ロードに月イチ程度で行っていたけれども、そんな服装の娘はいないって思った。
で、その時のお嬢様のコーデは、その雑誌に載っていたニセオタク系女子コーデであった。頑張がんばってはるなぁって思った。相手の男性もそれにそろえたかのようなっていうか、お嬢様の方からそろえたんだけれども、見事なオタクファッションだった。どこで知り合ったんだろう? と思った。
そんなに近くまで近寄ちかよったわけではないのだが、男性の方が興奮して大きな声で「セイラさんてシャアの妹だったんですよ!」と、1話目しか視ていない私ですら知っているファーストガンダムの薄い話をしていた。こりゃ付き合い始めたところだなと思った。ていうか、こいつはエヴァンゲリオンとか他のアニメは視てないのか?と、その純粋ぶりに逆に興味を持った。ちなみに私は課外クラブの練習があったので、ガンダムは春休みに放映された1話目しか視ていない。その1話目でセイラさんはシャアを「キャスバル兄さん!」って呼んでいる。
お嬢様は私がお嬢様に気がつく前から私に気がついていたらしく、ニコニコしながら私だけを見つつ、男性の話に「そうだったんだー」と適当な相槌を打っていた。お嬢様があまりにもこっちばっかり見るので、私に対するあてつけの幸せアピールかよって思った。しかし相手の男性は話に夢中で、お嬢様の視線の先は気にならないらしい。オメデタイ。
ていうか、あの二人は何であの駅のホームにいたのか、今頃気になってきた。まさかあの駅周辺でデートしたわけでもあるまい。

約束の町に行く 電車はいつでも赤いライトを
それから数カ月後、本社を定時に退社した私はまっすぐ自宅に帰ろうとしていた。電車が来て乗り込むと、お嬢様がその車両の座席に座っていた。どういうカラクリなのか? 私はまっすぐ最寄り駅に向かったはずである。でも、お嬢様は既に電車に乗って座席に座っているのである。
お嬢様は少女のようなイタズラっぽい笑顔でニコニコしながら私を見ているが、私は目線をそらして電車のり広告を見ていた。
その電車は、以前お嬢様がオタク男とデートしていた駅を過ぎ、さらに数駅過ぎたところでお嬢様が席を立ち、ちょうど目の前の改札口を出ていった。私は、お嬢様ってこんなところに住んでいたんだと思った。もっと高級住宅街に住んでいると思っていたので意外に感じた。それから、半年に1度くらいお嬢様と電車に乗り合わせることがあったが、いつも同じように無視していた。不思議と、向こうから話しかけてくることは一度もなかった。

最近、ふと気がついたのだが、お嬢様がオタク男とデートしていた時より以前には、一度も同じ電車に乗り合わせたことがなかったのだった。私がその沿線に転居してから4年も、お嬢様と同じ電車に乗り合わせることはなかったのである。
もしかして、もしかしてであるが…。お嬢様はオタク男とデートしていた時に私の乗車位置を覚えていて、その乗車位置で乗ってみて、ちょうど改札口の前に停まる駅をみつけ、私がその駅周辺に住んでいると勘違いして、その駅周辺に引っ越して来たのではあるまいか。
いや、考えすぎだよな…。

腕も足も 波に呑まれそうだ 苦い水が 腕の中に 沈み込んでくる (2019/10/27 追記, 2019/12/08 掲載場所移転)

私のほうの自己評価が低くて目上めうえの女性を敬遠したこともあって、未公開記事「綺麗なあの人は わたしの知らない恋をする」もそういう話。
ので、「綺麗なあの人は わたしの知らない恋をする」にそういう解説がなかったので追記しようとしたけれど、蛇足気味なのでやっぱりやめました。
なお、「綺麗なあの人は わたしの知らない恋をする」は1997年に私と同じ会社に勤めていた女性にしか配布していません。ので、条件に当てはまらない人は、条件に当てはまる人を探し出して見せてもらうしか無いですね。って、自分で抜け道を提示するなよ。まぁ、後半部分が公開されてしまったので「綺麗なあの人は わたしの知らない恋をする」の前半部分は当時の私の職場の隣の席の人妻に聞けば、おぼろげに分かる罠。でも本当に大事な記述は僕しか販売してない。